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こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。
キャンプに1泊行く時間がなかなか取れないサラリーマンですので、
最近週末は夕方から琵琶湖岸で焚き火だけをして楽しんでいます。(笑)
働く戦士にはささやかながらとても優雅な時間を過ごせています。
さて、キャンプに欠かせない醍醐味といえば、やはり焚き火。
特に秋〜春先の寒い時期、キリッとした冷たい空気の中、暖をとりながら
ゆらめく炎を眺めていると日々の忙しい日常の時間の流れを忘れ、癒されますよね。
楽しんだあとは後始末!
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みなさんは焚き火を楽しんだ後の 後始末! ちゃんとしていますか?
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まさか、「消し炭や灰などの燃えカスをその場に放置」
なんてしてませんよね?
キャンプの醍醐味、焚き火やBBQを楽しむために守りたいマナーといえば後始末。
今回紹介するのは後始末に便利な持っておきたい道具、火消し壺。
キャンプ歴6年目のぼくがソロキャンプ目線で選んだ
キャプテンスタッグアルスター火消し壺Mが丁度いいサイズだったので
実際に使用してみてのリアルな使用感、他製品との比較、
薪、炭、灰など燃えカスの後始末の方法も合わせてご紹介します。
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![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2021/03/おすすめ焚き火道具18選-300x169.jpg)
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火消し壺とは?
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火消壺とは焚き火やBBQの後に出た燃え残りの薪・炭・灰などを入れて
空気(酸素)を遮断することで、安全かつ完全に消火させる道具です。
消し炭の場合、再利用することができます。
焚き火の後始末
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本記事では焚き火の細かいマナーには触れず、とにかく焚き火やBBQをした後にやって欲しい。
というか、もうお願いします。後始末をしてください…ということで、
後始末だけにフォーカスして書いておきたいと思います。
焚き火の後始末3ポイント
- 薪は完全に燃やし尽くす
- 燃えカス(炭や灰)を適切に処理
- 使った場所の現場復帰『来た時よりも美しく!』を実践
薪は完全に燃やし尽くす
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持ってきた薪は全て燃やし尽くすのが理想です。
中途半端に燃え残ると余計にゴミが増えてしまいます。
実は焚き火の片付けにはそこまで時間はかかりません。
キャンプをした時にははテントの片付けなど他の片付けをしている間に燃やし続けて
最後の締めにキャンプサイト全体と合わせて丁寧に片付けるのが良いです。
炭や灰、燃えカスの適切な処理
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キャンプ場などでは燃え残り薪、炭、灰は
ルールに従って正しく後処理しましょう。
燃え残ってしまった薪
最後まで燃やしきれなかった薪は
消化用に準備した水などに浸して完全に消火させましょう。
炭化した薪や炭
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火消し壺に入れて消火。
持ち帰ることで消し炭として次回、再利用が可能です。
焚き火台、地面に残った灰
灰ももれなくまとめて火消し壺に入れましょう。
全てを入れ終わったらフタをして空気(酸素)を遮断すれば
そのまま自然に消火できます。
集めた燃えカスは炭置き場 or 燃えるゴミへ
上記3項目で火消し壺に集めた燃えカス達は完全に消火してから
キャンプ場では灰捨て場へ、無い場合は持ち帰って燃えるゴミとして出す。
その場合、各地域のゴミ出しルールをよく確認してから出しましょう。
使った場所の原状復帰
燃え残った薪や、炭、灰が周囲に落ちている場合は
可能な限り拾い集めて火消し壺へ。
少しぐらいならいいや、とその場に燃えカスを残すのはやめましょう。
子供の頃に一度は聞いたことのあるフレーズ『来た時よりも美しく』
次に利用される方が気持ちよく楽しめるようにして帰りましょう。
炭は土に還らない
炭には肥料としての効果や土壌改善の効果があるとも言われています。
しかし、基本的に炭は元素の一つである炭素(C)から構成されているため、
それ以上分解されないとも言われています。
キャンプ場では多くの利用者が焚き火をします。
全員が炭を地面に置いてかえることになると…大変な量になってしまいます。
適量であれば土壌改善などにも良い影響があるのかもしれませんが
それが過剰になると悪影響を及ぼしてしまいます。
人間も栄養ドリンクの飲み過ぎは逆に体に悪いのと一緒です。
キャプテンスタッグアルスター火消し壺Mを選んだ理由
さてここからは話を戻しまして、実際に後処理にあると便利な火消し壺についてです。
僕が『キャプテンスタッグ アルスター火消し壺M』を選んだ理由は以下の通りです。
アルスター火消し壺Mを選んだ理由
- ソロ、デュオでのキャンプがメイン
- たくさん薪を燃やさない
- 焚き火だけをすることも多い
- 炭、灰を捨てる設備が無いところに行くことが多い
- 荷物をできるだけコンパクトにまとめたい
キャプテンスタッグアルスター火消し壺Mの特徴
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- サイズ:205×195×高さ220mm(本体:外径175×高さ165mm)
- 重量 :セット一式640g
- 材質①:本体・フタ(アルスター鋼板)
- 材質②:スタンド・ハンドル・つまみ(鉄・クロムめっき)
- 内容 :本体x1・フタx1・スタンドx1・ハンドルx1
- 原産国:日本
アルスター火消しつぼMの見た目
シンプルで主張しない見た目。
最後の燃えカス処理用なので脇役でいて欲しいのでちょうどいいです。
セット内容は本体、フタ、台座の3つです。
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サイズ感
気になるサイズ感ですが、寸法だけでは少し想像がつきにくいと思うので
CB缶との比較画像載せておきます。
この絶妙なサイズ感が他社製品に無い良さだと思っています。
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台座はフタの簡易ロックになる
火消し壺を地面にダイレクトに置いて燃えカスを入れてしまうと
地面や芝生などを熱で痛めてしまいます。
画像のように付属の台座の上に設置して使用します。
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燃えカスを入れた後はフタをしますが、そのままではフタが固定されていないので
持ち帰る際にフタが取れて大惨事にならないように
画像のように台座をネジで固定することで簡易ロックすることができます。
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アルスター火消壺ラインナップ
アルスター火消し壺には4つの種類があります。
参考に比較表を載せておきます。
アルスター 火消しつぼ M-7567 |
アルスター 火消しつぼ(M) M-7570 |
アルスター 火消しつぼ(L) UG-3251 |
アルスター 大型火消しつぼ M-6627 |
|
サイズ | 本体:175×310×高さ190mm (本体:外径175×高さ165mm) 木製プレート:200×200×高さ20mm |
205×195×高さ220mm (本体:外径175×高さ165mm) |
215×200×高さ290mm (本体:外径210×高さ225mm) |
215×200×高さ290mm (本体:外径210×高さ225mm) |
重量 | 一式約1000g | 一式約640g | 一式約1000g | 一式約1000g |
材質 | 本体・ふた・目皿:アルスター鋼板 スタンド・ハンドル:鉄(クロムめっき) ふたつまみ・木製プレート:天然木 |
本体・ふた:アルスター鋼板 スタンド・ハンドル・つまみ:鉄(クロムめっき) |
本体・ふた:アルスター鋼板 スタンド・ハンドル・つまみ:鉄(クロムめっき) |
本体・フタ:アルスター鋼板 スタンド・ハンドル:鉄(クロムめっき) つまみ:天然木 |
仕様 | セット内容 本体x1 ふたx1 スタンドx1 木製プレートルx1 |
セット内容 本体×1 ふた×1 スタンド×1 ハンドル×1 |
セット内容 本体×1 ふた×1 スタンド×1 ハンドル×1 |
セット内容 本体×1 ふた×1 スタンド×1 ハンドル×1 |
製造 | 日本 |
アルスター火消し壺
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形状としてはアルスター火消し壺の中でも最も小型のものになります。
特徴としてはフタのつまみが木製であることと
クッカーのように折りたたみ式のハンドルが付いています。
金属製のスタンドがついていますがセット品としてなぜか敷板?
が付属しています。フタはのせるだけでロックができません。
アルスター火消し壺M
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僕が実際に購入した物です。
アルスター火消し壺より大きく、Lより小さいサイズです。
フタ、本体、台座のシンプルな構成、大きすぎず、小さすぎずコンパクトで
ソロキャンプやちょっとした焚き火にはちょうど良いサイズ感。
台座をネジで止めることで簡易的ですがフタがロックできるので安心。
アルスター火消し壺L
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アルスター火消し壺の中では最も大型。
基本的な構成はMサイズと同じ。
Mサイズでは容量が少し不安という方に良いのではないかと思います。
こちらも台座で簡易的にフタがロックできます。
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少しお得な火おこし器セットバージョンもあります。
アルスター大型火消し壺
サイズ的にはLサイズと全く同じです。
違うのはフタのつまみが木製という点だけ。
台座の簡易ロックできます。
キャプテンスタッグ アルスター 火消し壺Mのメリット・デメリット
実際に使用していて不便なことはほぼありません。
焚き火やBBQ後に燃えカスを入れるところがあるというだけで
安心して楽しむことができています。
強いて言うならば、フタのロックがもう少ししっかりしていて欲しかったぐらいです。
- シンプルな構成でコンパクト
- 他製品に比べ、コスパ良し
- 炭を入れて運べる
- 燃え残った炭の再利用が可能
- フタのロックが簡易
正直悩んだ火消壺候補
信頼のUNIFLAMEの製品です。
ステンレス製で頑丈な上に内側に網が付属しているので火消し壺に直接水を入れて消火した後
水気を切って処理ができるというスグレモノですが、価格が高い…それだけで候補から外れました。
WILD-1で販売しているQualzブランドで展開されている火消し壺です。
ステンレス製でしっかりとした作り、ロック機構など同じような作りのUNIFLAME製の物の
約3分の1の価格で手に入れることができる高コスパ製品です。
最も悩んだ品でしたが、サイズ感とコスト面ではやはりキャプテンスタッグに
軍配が上がりました。
火消し壺を次に購入するとしたら迷わずにこちらを買うでしょう。
と言うぐらいに最終選考で迷いました。
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商品選定の段階で一応、網羅的に調べていたので見ていましたが
まず見た目はそれなりにデザインされているのですが、いまいちシンプル感に欠ける製品なのと
でかでかと入れてあるLOGOSのロゴが受け入れられませんでした。
価格も地味に高いのでイマイチという判断。
しかし、フタのロック機構が他に類を見ないネジ式なので確実なロックと密閉性には感心しました。
確実に空気を遮断して消火、倒れてもフタが開かない安全性は高ポイントでした。
まとめ
焚き火の後処理をしないことがかなり問題視されています。
キャンプ場でも無料の琵琶湖岸でも確実に焚き火の痕跡や
BBQ後の大量の炭が放置されているのをよく目にします。
コロナ渦でアウトドアブームなのは分かりますが、
火を扱った後の後始末をしない人が増え続けると
キャンプを自由にできる場所がどんどん失われてしまいます。
正直火消し壺がなくても工夫をすれば後始末ぐらいできます。
一人一人が気をつけてみませんか?
![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2020/11/201103_焚き火シートの選び方_サムネ-300x169.jpg)
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![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2021/03/おすすめ焚き火道具18選-300x169.jpg)
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