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こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。
ガス缶を使わないときに口金を保護するあのキャップ。
キャンプや登山での調理時に気づいたら失くなっていた…
よくありませんか?
気にしてないとすぐに失くしてしまいがちなキャップですが、
安全にガス缶を使用する上で口金部分の破損や汚れ、
ゴミの混入を防ぐためにもあのキャップは欠かせません。
意外と重要な部品です。(笑)
今回は100円ショップで手に入る材料で簡単にできる
キャップ紛失防止DIYを紹介します。
ガス管キャップとは
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画像の通りですコレです。
ご存知出ない方はいないのではないでしょうか?
長細いのがCB缶、平たいのがOD缶の物。
ガス缶キャップの役割は?
ガス缶を使うときに外すゴミ?ではありません(笑)
ちゃんとした役割のある部品です。
その機能は口金の保護です。
ガス燃料を使用する燃焼器具に接続する部分を保護しています。
ガス缶を使わないときに口金の傷付きや汚れ、
ゴミの付着を防ぐためのものです。
上記のような状態で燃焼器具に接続してしまうと
思わぬ事故や器具の故障原因になってしまいます。
また、OD缶をクッカーに入れて収納する時に
口金の部分をカバーすることでクッカー内側の
テフロン(フッ素樹脂)コーティングの傷付き防止にもなります。
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作り方
CB缶、OD缶でキャップの形状が違います。
僕はどちらの缶も使用することがあるので
それぞれ作ってみました。
材料
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- 接着剤 プラスチック用GPクリヤー(コニシ株式会社)
- ネオジウム磁石 (Φ6mm×厚み2.5mm)
- 各種キャップ
接着剤はポリプロピレンやポリエチレンに接着できるものとして
GPクリヤーを選択しています。
一般的にポリプロピレンやポリエチレンは接着が困難なプラスチックです。
OD缶キャップ
まずはOD缶から。
僕のよく使うプリムス缶のキャップを例に作製します。
磁石取り付け位置
OD缶の口金とキャップの関係は図のようになっています。
ネジの切ってある口金とフチの間のくぼみに磁石が来るようキャップに接着します。
![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2020/06/OD缶断面図.jpg)
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磁石接着
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だいたいマジックで印をつけたぐらいの位置に接着剤をつけて磁石を接着。
![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2020/06/03-3.jpg)
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接着剤が硬化するまではキャップを口金に嵌めないように気をつけてください。
磁石が口金にくっついて接着部分から取れてしまいます。
![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2020/06/08.jpg)
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CB缶キャップ
CB缶は特に口金との接触箇所もなく、磁石を接着できる場所も限られています。
しかし、接着箇所まで深さがあるため接着剤の塗布と
磁石の設置に少し工夫が必要です。
![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2020/06/CB缶口金部分の図.jpg)
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図はCB缶口金の周辺の様子です。
口金からキャップの天井部分までの距離は十分にあります。
しかし、キャップ内側の中央部分に突起があります。
この突起はキャップの成型時にできるゲートと呼ばれる部分です。
ゲートとは溶かした樹脂を金型に注入するとkr….
とまぁどうでもいいんですが
磁石の接着は中央にはできないので
図の突起部分の周囲にする必要があります。
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影になって少し見えにくいですが、中央部分に突起部(ゲート)があります。
それを避けて磁石を接着しています。
![](https://gratra.blog/wp-content/uploads/2020/06/10-1.jpg)
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このようにCB缶はスチール製なのでどこにでもくっつけておくことができます。
まとめ
簡単なDIYですが以外と役に立つのでオススメです。
これをするようになってからはキャップの紛失がなくなりました。
ガス缶を使い終わった後、すぐにキャップが取り付けられるので
口金にゴミが付着したりして汚れることも回避できます。
細かいことかもしれませんがガス缶の扱い方ひとつで
燃焼器具が故障する原因が防げるのであれば
安いものかと思います。
ぜひお試しあれ。