こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。
2020年11月28日に全国同時発売された
ソロキャンパー、ULキャンパーに大注目の2ポールフロアレスシェルター。
PAAGO WORKS(パーゴワークス)NINJA SHELTER(ニンジャシェルター)
軽量コンパクトでニンジャネストと合わせることで
ほぼフルシーズン使用可能となる、秘密基地感がたまらないシェルターとなっています。
早速購入することができたので、徹底的にレビューしていきたいと思います。
それでは行ってみましょう。
ニンジャシェルターを使って、早速冬のソロキャンプをした動画(前編)です。
PAAGO WORKS(パーゴワークス)とは?
2011年に設立された日本のアウトドアブランド。
PAAGO WORKS(パーゴワークス)といえば、
軽量、シンプル、機能美を追求した製品に定評があります。
特に2019年に発売開始され、再販する度に即完売してしまう超人気自立型テント
NINJA TENT(ニンジャテント)が有名です。
※2020年11月現在でも公式ストア売り切れ状態です。
社長の斎藤徹さんは長年アウトドア道具のプロダクトデザイナーとして活躍されています。
手掛けるものは違うものの、僕も同じプロダクトデザイナーとして
ものづくりへの姿勢に感心してしまいます。
購入方法
現在、ニンジャシェルターを公式に入手するには
パーゴワークスWEBストアでの抽選販売の再開を待つか、どこかしらのオンラインストアでの
在庫化入荷を待つしか無いようです。
2021年8月6日(金)ついに2回目の販売が行われます。
さらに、ニンジャタープでも登場の新色ダークベージュが追加で登場です。
NINJA SHELTER(ニンジャシェルター)について
ソロキャンプではやりの無骨なUSパップテントを彷彿とさせるスタイルは
まさに現代版パップテント。
付属のメインポール2本と8カ所のペグダウンで簡単に設営可能な2ポールフロアレスシェルターです。
基本スペック
メーカー公表基本スペック。
基本スペック
- 設営サイズ:380×220×120~140㎝
- 収納サイズ:12×12×45㎝
- 最小重量 :約1150g(最大重量 約1500g)
- メイン素材:20Dポリエステル(シリコン/PUコーティング)
- カラー :ダークグレー/ダークベージュ(2021新色)
- 価格 :税込41,800円(付属のニンジャステック2本込み)
早速開封の儀
それではお待ちかね、早速ニンジャシェルターを開封していきます。
いやぁ!ワクワクする!
バックルで2箇所止まっています。
展開すると設営方法がプリントされています。
安心してください、紙に印刷されている取説と保証証も付属しています。
保証についてもしっかりと記載されていました。保証は1年!
付属品
それではセット内容から詳しく見ていきましょう。
画像のものが全てセットとなっています。
補修用パッチは約7cm角が2枚付属。
焚き火などで穴が空いてしまったときに頼りになりますが、できれば使いたくありません。
初期付属品全てをケースに入れた状態の重さは実測値1217g。
さらに別売りのニンジャネストを収納した場合は実測値1977g。
夏のキャンプにニンジャネストを持って行ってもかなり軽いですね!
ロールアップ式収納ケース
付属収納ケースはロールアップ式です。
ニンジャネストの収納袋のような入れにくさはありません。
展開するとまず目に入るのは設営方法。
説明プリント部分にメインの幕体が収納されています。
ケースの両サイドにタープポールが収納でき、ロールアップケースの芯になっています。
これにより、しっかりと巻いていくことができて、幕体の空気を抜くのが簡単です。
ペグは右側下に収納されていました。
右側上には修復パッチとガイライン4本が入っています。
さらに、一番右には2本目のポールが収納されています。
ニンジャネストは一緒に入るのか?
実際にニンジャネスト(ダークグレー)を一緒に収納してみました。
忍者ネストを入れるとパンパンになったように見えますが…
巻き込みながら空気を抜いていくことで、一緒に収納できました。
ケースはバックル留め式なのでコンプレッションもできます。
少々空気の抜きが甘くてもしっかり締め込むことができるので便利です。
ニンジャネスト元々のメッシュ袋は生地が滑ってしまって
正直、とっても収納しにくかったのでありがたいです。
附属ポール2本はニンジャスティック
ニンジャシェルター付属のメインポールはニンジャスティックと印字されていますが
同時発売のニンジャスティック単体とは仕様が異なります。
付属ポールはジュラルミン製のφ13.8 mm、長さ120〜140cmで5段階調整が可能。
ニンジャスティック単体には、よく見るとSLの文字が!
SL=Super Lightということでしょうか…?シェルター付属ポールとの違いですが、
素材(アルミニウム)と径(Φ12mm)、それに伴う重さ(147g)です。
内部にはショックコードが通してあります。
非常に高精度な製品でショックコードがないとスルッと抜けてしまうほどにかみ合わせが良いです。
一本あたりの重さは実測172g。非常に軽く細いですが、しっかりとした剛性感があります。
しかし、細いので風が強すぎると少し不安を感じます。
ペグ
アルミ製のY字型ペグが8本附属。
面白いことに断面が手裏剣型になっていました。
NINJAという製品名が細かい製品の形状に現れているところが良いですね!
全長は実測約19cm。一本あたりの重さは14gでした。8本合計で112gです。
Boundless VoyageのV型 チタンペグ 16.5cmは1本あたり実測では9gなので交換すると
8本合計で72gさらに純正ペグと比べて40g軽量化することができます。
設営用ガイドテープ
長さ2m50cmのガイドテープが付属しています。
設営時、正方形に4箇所ペグダウンを行う時に使用します。
両端部はループ状になっています。
詳しい使い方は設営編でご紹介します。
重さは16gです。
ガイライン
ガイラインが4本ついていますが解いてみて気がついたのですが
長い物が2本、短いものが2本でした。
長い方は1本あたり10.5g。
短い方は1本あたり7.5g。
長い方はキャノピーの跳ね上げ時に使用することができました。
それぞれどこかしらに使うようですが、短い方はまだ解明できていません。
ニンジャシェルターの設営
付属品の紹介も終えたところでいよいよ設営を行なっていきます。
設営手順
ガイドテープを使用して四隅をペグダウン
ペグダウンの位置がそれぞれ直角になるようにペグダウンしていきます。
僕が初めてやったらこのように失敗しました(笑)
左が手前に出すぎですね…目安なので修正しながら設営していきます。
シェルター幕体を展開
全室となるキャノピー部分や裏表に注意して、ペグダウンした四箇所に合わせて幕体を広げます。
幕体の四隅にあるガイラインをペグに掛ける
幕体四隅に取り付けられているガイラインを
最初に位置決めしておいたペグに引っ掛けていきます。
ポールを120cmに組む
附属のポール(ニンジャスティック2本)を立ち上げる時は125cm設定。
ポールを中に入れて幕体を持ち上げる
125cmに組み立てたポールをシェルターの中に立ち上げます。
シェルターの頂点内側に取り付けてあるリング部分にポール先端を差し込みます。
片側ずつゆっくりとテンションを確認しながら立ち上げていきます。
像両方のポールが立ち上がるとシェルターが自立します。
内部からポール部分を見るとこんな様子。
ここまでの所要時間は約10分。
初めてにしては早いでしょうか…?
かなり簡単に立ち上げることができます。
両サイド二箇所をペグダウン
ポールを立ち上げたらシェルター両サイドのガイラインをペグダウンします。
ガイラインにテンションを掛けると両サイドが完成します。
全体のガイラインにテンションをかけて調整
立ち上げ、両サイドのペグダウンまで完了したら
最後に全体のガイラインを調整して一旦立ち上げ完了です。
ここまででおよそ20分、とても簡単に設営することが可能でした。
おそらく慣れれば10分もかからないうちに、立ち上げられそうです。
今度設営タイムを計測してみようと思います。
スカート使用時のガイライン補足
一度設営して後から気がついたのですが、全12箇所のガイラインには
スカートがしっかりと機能する工夫が施されていたので補足しておきます。
ガイラインにある2箇所のループ
ガイラインには最初からループが2箇所、大→小と順に作ってあります。
そして、スカートのフチについているループが見えると思います。
スカートのフチのループにガイラインの小さいほうのループを掛けます。
その後に大きい方のループをペグダウンします。
そしてペグダウン箇所全てのガイラインにテンションを掛けると…
ガイラインによってスカートの上と下にテンションが掛かり、しっかりと立ち上がります。
内側に入ってみるとスカートが自立しているのがよく分かると共に
外からの風がかなりシャットアウトされていてとても暖かい!
スキマが気になる場合は、更にスカートをペグダウンすることでフルクローズ状態も可能です。
ニンジャシェルター設営バリエーション
無事に立ち上げることができたので、ここからは色々と設営バリエーションを
試して行ったものを紹介したいと思います。
今回は基本的なものばかり…でスミマセン。
随時更新したいと思います!
キャノピーはねあげ前室スタイル
別売りのNINJA STICKも同時に購入したので、跳ね上げ用ポールとして
最もスタンダードなパターンをためしてみました。
NINJA STICKのレビューはコチラ
なんだかんだ最も出番の多そうなスタイル。
適度な全室があるとかなり安心感があります。
キャノピー全開スタイル
キャノピーを跳ね上げずに巻き上げた最も開放的な状態です。
キャノピーを巻き上げてリッジ部分の3箇所のループで固定することができます。
この3箇所のループはいろんなことができそうです。
片側斜め巻き上げスタイル
キャノピー面の左右を一部を斜めに巻き上げることが可能です。
プライバシーを確保しつつの開放感といった感じでしょうか。
中に入ると安心感がありました。
両サイド上げスタイル(ベジータMスタイル)
キャノピーの片上げを両方行ったもの。
勝手にベジータスタイルとかつけてごめんなさい。
ニンジャネストをインナーとして取り付けてみた
ニンジャネストをインナーとして使用するのは1つの設営バリエーションかもしれません。
実際に取り付けるとどんな感じなのか?
取り付ける方法について実際に確認してみました。
ニンジャネストの取り付け方
ニンジャシェルターが発売されたことでニンジャネストの正しい使い方ができて嬉しいです。
今まで2年間ほど無理やり天幕のムササビウィングにぶら下げたりして
夏のタープ泊用に蚊帳として使っていました。
ポール長を125cmにする
まずはキャノピーを巻き上げて、ニンジャシェルターのポールを120cmまたは125cmに合わせます。
これは元々ニンジャネストを使用する時のポール長が110~125cmぐらいだからです。
ニンジャネストをシェルターから吊り下げる
ポール長を調整したらニンジャネストの真ん中のループをニンジャシェルター内部の真ん中にある
ループに引っ掛けます。
さらに左右の端にあるループもかけていきます。
ニンジャシェルター側のループはポールを差し込むグロメット付近にあります。
テンションが掛かった状態なので、ここが少し取り付けにくい印象でした。
上部のループ3点を引っ掛けるとニンジャネストがこのように吊り下がります。
ニンジャネスト四隅のガイラインをペグにかける
ニンジャネストを吊り下げることができれば
あとは四隅のガイラインをニンジャシェルターのガイラインをかけているペグに
引っ掛けてテンションを掛けるだけです。
試しにポール長を145cmでガイラインまで引っ掛けるとこのような状態に(笑)
完全に浮きます。
あらためてポールの長さを125cmにするとこのように落ち着いた高さになります。
ニンジャネストをインナーとして使用する場合は完成です。
夏の虫対策としてニンジャネストを使えるのはかなり嬉しいですね。
ニンジャシェルターの良いところ・悪いところ
早速手に入れたニンジャシェルターを初めて設営してみてのメリット・デメリットをまとめました。
12/4~5で冬のソロキャンプに行くので、さらなる発見がお伝えできればと思います。
良いところ
- コンパクトで軽量
- 設営、撤収が早い
- ニンジャシェルターを使える
- スカートが付いているので吹き込みが少なく温かい
- 薪ストーブが入れられる
悪いところ
- 20Dポリエステル生地は薄いので少々扱いに注意が必要
- 入手困難状況
ニンジャシェルターレビューまとめ
ニンジャシェルター買ってよかった!
久々に購入したテントですが、これは間違いなく買いのテントでした。
購入後は待ちきれずにすぐに飛んで設営に行きました。
軽量、コンパクト、設営のしやすさ、発展性、居住性などなど、実際に使ってみると
ソロキャンプでまさに基地や陣地を作るようなワクワクする機能が満載!
まだまだ全ての可能性が試しきれていないので、今後のキャンプが楽しみすぎます。
僕の2020年買って良かったキャンプギアベスト1かもしれません。
PANDA TC に次ぐ僕のソロキャンプメインテント確定です!
2021年からもニンジャシェルターをしっかりと使い倒していきたいと思います。
入手がすでに困難かもしれませんが、
ソロキャンプの相棒に、少人数パーティーの宴開幕に最適な素晴らしいテントですのでぜひ。
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