こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。
9月も半ばを過ぎて、関西はいよいよ涼しいですね。
土地によっては寒いかもしれません。
今回も焚火関連アイテムのレビューです。
火起こしからランタンやストーブへの着火などすべての着火シーンで使える万能選手。
キャンプでなんだかんだ無いと不便、あるととっても便利な文明の利器
ライター、チャッカマン等の火器類、皆さんは何を使っているでしょうか?
今回は多くのキャンパーが使用しているとても便利な人気者
SOTO スライドガストーチ ST-480のレビューです。
4年間使ってきたのでじっくりとレビュー記事を書いてみました。
ネット上には多くのレビュー記事がありますが、
キャンプを始めたばかりの方やこれから買おうという方の
一つ参考になれば幸いです。
アウトドアで大活躍、SOTO スライドガストーチ ST−480とは?
キャンパーで知らない人はいないのでは?
というぐらい知名度の高いSOTOスライドガストーチST-480
初めて聞く人には正直イメージしにくい名前です。
要するにちょっとパワーのあるチャッカマン
もしくはガスバーナーのミニバージョン
だと思っていただければわかりやすいかと思います。
SOTOスライドガストーチの特徴と魅力
ここからSOTOスライドガストーチの特徴と魅力を紹介していきます。
軽量コンパクト
全体画像ノズルをしまうと片手に収まるサイズ感。
ガスを満タンに充填した状態でも総重量100gを切ります。
ガス充填式で経済的
充填口画像燃料となるガスは本体底部から充填します。
ボディに窓があるので液化ガスの残量が確認できます。
何度でも充填できてとっても経済的。
CB缶(カセットガス)であればキャップを外してそのまま充填可能。
OD缶(アウトドア缶)の場合は別売りのフィルアダプターSOD-450が必要です。
ノズルが伸びる
伸ばした状態の画像スライドさせることで
ノズルが最大で約75mm伸びます。
最小から最大まで自由な長さに無段階調整可能です。
このような中途半端な長さにも対応。
誤作動防止安全装置
点火スイッチ自体が安全装置になっています。
前後にスライドさせてロック、アンロックをします。
アンロック状態にするとスイッチが下に押せるようになります。
火力調整
本体の下側にライターやチャッカマンで見慣れた
小さな回転式調整つまみで無段階調整ができます。
指先で動かせるので特に工具は必要ありません。
高火力で風に強いターボライター
炎の温度はおよそ1300℃でガスバーナーのように先端から極細集中炎が出ます。
ちょっとやそっとの風では炎が消える心配がありません。
火力調整つまみの調整で最小と最大では下の画像ぐらいの差があります。
電圧着火方式
先端の画像
ライターには電子式とフリント式の2種類の
着火方式があるのはご存知でしょうか?
フリント式(発火石)
一般的なライターやオイルライターでよく見かける
発火石を叩いたり、回転するヤスリ部を摩擦させることで着火する方式。
電子式(電圧着火方式)
今回のSOTOスライドガストーチに採用されているのはこちらの図。
電気エネルギーを利用して電子素子が火花放電を発生させることで着火する方式です。
フリント式に比べて発火石がなくなるわけではないので
壊れない限り使用することができます。
また、電子式は気圧・気温が下がると、電圧が下がり着火しにくなります。
冬はもちろんですが、春先や秋の朝晩の冷え込むときには着火しにくくなります。
そんなときはポケットに入れるなどして体温で少し温め、
充填したガスを気化させて着火しやすくしましょう。
コラボ限定カラー、期間限定バージョンを狙いたい
画像キャンパーに圧倒的な支持を得ているがゆえに
本当に多くの人が使っています。そして高確率で被ります。
SOTOスライドガストーチは限定カラーが販売されることがあるので
入手することができると他の人との差別化が図れます。
ちなみに僕が持っているのはSOTOスライドガストーチST-480RT
4年前(2016年)に限定販売されたリアルツリーカラーです。
当時お店に行った時にたまたま見つけて「こんなんあるんや〜」ぐらいで手にとって購入しました。
そもそも自分で塗装してしまうなんてのもアリかもしれません(笑)
その他に純正で専用のSOTOスライドガストーチ用のレザーケースや
ガレージブランドからも革製ケースなどが販売されています。
ちょっとしたカスタムをすることで他の人との差別化を楽しめるかもしれません。
ちなみに僕はOLFAのブッシュクラフトナイフに付属していた紐が
リアルツリーに合いそうだったので取り付けています。
SOTOスライドガストーチ使い道
まさにアウトドアの様々なシーンで大活躍するSOTOスライドガストーチですが
実際に僕自身どのように使っているかご紹介いたします。
着火
着火においてはなんでもいける万能選手。
ざっと思いつくだけでも結構使っていました。
ノズルも伸びるのでランタンのように少し入り組んだ所や
バーナーのように点火に少し危険を伴うものまでカバーします。
- 焚火
- 炭火
- 燻製
- ランタン
- ガスストーブ
- 花火
- 線香
- 蚊取り線香
- ロウソク
繊維類の末端処理
アウトドアシーンで個人的に着火の次に良く使うのが
ロープやナイロンウェビングベルトなど繊維類の末端処理です。
極細集中炎でピンポイントかつ正確に処理できるので重宝しています。
特にパラコードの切断後によく使っています。
ちょっとした食材の炙り
キャンプ飯のちょっとしたアクセントに使用しています。
1分以上の長時間の使用にならないように気をつける必要があります。
4年使って気づいた注意点
- 使用後の火口は非常に高温
- 火力最大にしていると点火スイッチのロックを解除していなくても押さえると「スーッ」と音がしてガスが漏れる
- 長時間使用すると先端の電圧着火素子周りが溶ける。
SOTOスライドガストーチのメリット・デメリット
-
壊れない限り半永久的に使える
-
ガス充填式で経済的
-
コンパクト
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ノズルが伸びて様々なシーンで活躍
-
少しの風では簡単に消えない高い耐風性
-
低気圧、底気温での使用がイマイチ
-
人気すぎてみんな持ってる
まとめ
SOTOスライドガストーチは扱いやすく、長い目で見るとコスパが良いと思います。
キャンパーなら選ばない理由があまり見当たりません。
一つ持っておくと様々なアウトドアシーンで役に立つことは間違いありません。
本記事が検討材料の一つになれば幸いです。