こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。
キャンプ、車中泊、登山の調理に欠かせないバーナー、みなさんはどのメーカーの何を使っていますか?
ぼくはキャンプを始めた頃からSOTOの製品を愛用しています。
キャンプ超ド定番のレギュレーターストーブST-310にはじまり、マイクロレギュレーターストーブSOD-300Sを愛用しています。
コンパクト•軽量で高火力な点には何も不満はありませんでした。
しかし、キャンプや登山、車中泊で使っているとどうしてもシングルバーナー故の背の高さと不安定さに使いづらさを感じていました。
そこで、高さと不安定さによるアウトドアシーンでの使いにくさを解消するために、SOTO FUSION Trek SOD-330の改良版、SOD-331を購入しました。
実際に使ってみると、大満足!
今まで使ってきたバーナーよりも圧倒的に安定感があり、とっても使いやすい!
ということで、この記事ではSOTO FUSION Trek SOD-331について下記のような内容をまとめました。
- SOTO Fusion trek SOD-331レビュー
- 500mlの水は何分で沸く?
- どんなクッカーにオススメ?持ってるクッカー全部乗せ
バーナーとガス缶直結型のシングルバーナーを使っているけど、火力や安定性を求めて分離式バーナーの購入を悩んでいる方にオススメなので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- ガス缶への輻射熱の影響がない分離式
- 3本足、低重心で高い安定感
- 3.5kW(3,000kcal/h)の高火力
- 大小様々なクッカーに対応できる五徳
SOTO FUSION Trek SOD-331を購入した理由
SOTO FUSION Trek SOD-331を購入した理由を簡単にまとめると以下のような感じ。
- 安定感があるバーナーが欲しかった
- 暖房器具を使うため、ガス缶が輻射熱の影響を受けないバーナーが欲しかった
- さまざまなクッカーに対応できる物を探していた
- 前モデルSOD-330の再販を待っていた
キャンプ、登山、車中泊と様々なシーンでSOTOのシングルバーナーを愛用してきました。
どのバーナーも優秀で使い勝手が良かったのは事実です。
しかし、シングルバーナーは構造上ガス缶(OD缶)を直下に取り付けるため、長時間の使用による輻射熱が心配でした。
というのも、春先や秋冬と寒い時期にキャンプや車中泊をする時の暖房器具としてヒーターアタッチメントを使用してなるべく安全に暖を取りたいと考えた結果、分離式バーナー「SOTO FUSION Trek SOD-331」を選びました。
キャンプ・車中泊で使って比較してみたいヒーターアタッチメントは以下の2つ。
SOTO FUSION Trek SOD-331のレビュー
SOTO FUSION Trek SOD-331はバーナーヘッドとガス缶(OD缶)が離れている分離式バーナー。
FUSION Trek SOD-330の発売からわずか1年足らずでバージョンアップした製品。
SOTO FUSION Trek SOD-331 | 基本スペック |
---|---|
本体サイズ(実測値) | 使用時(ガスホース含む):W430×D140×H97(mm) 収納時:W110×D60×H97 (mm) |
ゴトク直径 | 外径160mm 内径62mm |
本体重量(実測値) | 182g |
発熱量 | 3.5kW(3,000kcal/h) |
使用時間 | 約1.3時間(SOD-725T/1本) |
点火方式 | ライターなど(イグナイター無し) |
材質 | ステンレス 真鍮 |
シングルバーナーに比べ背が低く、3点確保の脚で不整地でも安定感があります。
バーナーヘッドとガス缶が離れているため、ガス缶が輻射熱の影響を受けません。
直径の大きなフライパンやヒーターアタッチメントなど輻射熱が発生しやすいギアでも安心して使用できるのがシングルバーナーとの違いです。
また、分離式バーナーに比べて重量はそこそこ、登山メインで使用する人はより軽いPRIMUSウルトラスパイダーストーブⅡと悩みどころです。
FUSION Trek SOD-331 | PRIMUS エクスプレス・スパイダー ストーブⅡ | PRIMUS ウルトラスパイダー ストーブⅡ | |
重量 | 182g | 195g | 167g |
収納サイズ | W110×D60×H97 (mm) | W87×D40×H83(mm) | W93×D 35 ×H100(mm) |
ゴトク径 | 160mm | 156mm | 168~118mm |
火力 | 3.5kW(3,000kcal/h) | 2.8kW(2400kcal/h) | 3.6kW(3000kcal/h) |
点火装置 | なし | なし | なし |
特徴 | 風防付き | ガスプレヒート機構内蔵 | ガスプレヒート機構内臓 |
詳しく見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
付属品
付属品はとってもシンプル。
- 本体
- 収納袋
- 取扱説明書&保証書
正直、SOTO収納袋はいらない…
質感が無いよね…だんだん裂けてくるし…ショボい
SOTO FUSION Trek SOD-331の外観
それでは早速製品を見ていきましょう。
収納サイズ
収納状態のサイズはシングルバーナー(SOD-300s)に比べるとかなり大きいです。
深さ重視のソロ用クッカーには入れることが厳しいですが、直径16cm~の大きなフライパン系クッカーには収まります。
ソロクッカー系ユーザーはパッキングに工夫が必要です。
これまた考えるのが楽しいんですよね(笑)
重量
重量を実測すると、メーカー公称値の182gジャストでした。
展開
収納状態はバーナーヘッドを軸に五徳&脚を時計周りに回転させてたたむタイプ。
多くのシングルバーナー五徳でよく見る機構が採用されています。
脚は反時計回りに展開していきます。
脚は3点確保されるので少々の不整地でも安定感があります。
さらに、薄い部品でできていて地面にある障害物の隙間にうまいこと入って水平を保ちやすい構造。
バーナーヘッド
バーナーヘッドの直径は60mmのすり鉢状タイプ。
約300個の炎口がずらりと円周上に並んでいます。
周囲は高さ約7mmの風防で囲まれ、すり鉢形状と相まって耐風性を高めてあります。
従来モデルSOD-330からの改良点
SOD-330はガス噴出口が3穴のトリプルジェットでしたが、SOD-331は1穴のシングルジェットに変更。
発熱量が3.5kW(3,000kcal/h)にアップしました。
ガスホース
ガスホース全長は接続部の真鍮部分を除いて約265mm。
思ったより短い印象ですが、バーナーヘッドとの距離は十分取れています。
ガスホースはバーナーヘッドから取り外すことはできません。
ガスホースはステンレス繊維に覆われて保護されています。とってもしなやかで自由な設置ができます。
直径160mmのゴトクは安定感抜群
EVERNEW Ultra Light Pan#18を載せた様子です。
直径180mm程度のフライパンでもしっかりとした安定感があります。
300mLシェラカップを載せた画像
ゴトクの最小直径部分は約62mm。一般的な300mLサイズのシェラカップも置くことが可能です。
3つのゴトクそれぞれ約6mm程度乗る感じなので少し不安感もあります。
SOTO FUSION Trek SOD-331の点火
SOTO FUSION Trek SOD-331には点火装置(イグナイター)が装備されていません。
そのため、火を付けるには別にライターなどを準備する必要があります。
ぼくはSOTOのスライドガストーチやマイクロトーチを使用しています。
点火手順
器具栓つまみを反時計回りに回してガスを出します。
シューッという音でガスが出始めたらすかさずバーナーヘッドにライターなどで点火します。
点火できたら器具栓つまみで火力を調整します。
連続使用や低温時、ガス缶の圧力低下の影響を受けにくくする機構、マイクロレギュレーター搭載で安定した火力を維持してくれます。
冬キャンプや車中泊で真価を発揮してくれることに期待しています。
500mlのお湯は中火で約3分
500mlナルゲンボトル1本分の水道水をUNIFLAME山ケトル700に入れて沸かしてみました。
中火で燃焼させたところ、500mlの水は約3分で沸騰しました。
SOTO FUSION Trek SOD-331の特徴
SOTO Fusion Trek SOD-331の3つの特徴は下記の通り。
- ガス缶が輻射熱の影響を受けないので安心
- 3本脚&低重心で安定感
- 大きなクッカーはもちろん、小さなシェラカップまで支える万能五徳
3本脚&低重心で安定感
バーナー直下にOD缶を接続するシングルバーナーに比べ、3本脚での3点確保による設置はとっても安心。
また、縦型クッカーを使うときも低重心で安定感があります。
大きなクッカーはもちろん、小さなシェラカップまで支える万能五徳
展開すると直径160mmのゴトクは大型のクッカーから300mlのシェラカップまで扱えて汎用性が非常に高いです。
大型クッカーを使用した調理から、1人分のお湯を素早く沸かすことまで幅広く対応できてとっても便利。
ガス缶が輻射熱の影響を受けないので安心
ガス缶をバーナー直下に接続するシングルバーナーでは長時間の使用や、フライパンなど面積の広い調理器具では輻射熱が気になります。
しかし、分離型のSOTO Fusion Trek SOD-331ではガス缶への輻射熱の影響を気にする必要がありません。
小型の直火対応湯たんぽにも最適です。
さらには、簡易暖房器具としてヒーターアタッチメントを使うのにもオススメ。
Z10アタッチメントでCB缶も使える
SOTOから公式に販売されている製品ではありませんが、CAMPINGMOONのOD缶CB缶変換アダプタ「Z10(セイフティースタンド型)」を使うことで、CB缶を接続して使用することも可能です。
同じく、CAMPINGMOONから販売のOD缶→CB缶変換アダプタ「Z11(垂直型)」は
SOTO Fusion Trek SOD-331のOD缶接続部径が合わず、使えないので要注意。
SOTO FUSION Trek SOD-331のメリット・デメリット
SOTO Fusion Trek SOD-331のデメリット
SOTO Fusion Trek SOD-331のメリットの部分についてはレビューでしっかり取り上げてきました。
しかし、気になるのはデメリット部分。実際に使ってみてデメリットに感じた部分もしっかり取り上げます。
点火装置がない
SOTO Fusion Trek SOD-331には点火装置がありません。
着火にはライターなどが必要ですが、忘れてしまうと着火できません。
しかし、点火装置が無いということは逆に言うと点火装置が故障する心配が無いというメリットもあります。
実は、点火装置は高所など気圧の低い場所で故障する心配あがあります。
それに比べて、マッチや火花が散らせるものがあるだけで点火できる、優秀な SOTO Fusion Trek SOD-331。
着火におすすめのアイテム
シングルバーナーより重く、かさばる
やはりシングルバーナーに比べると重量は重く、収納状態も大きくかさばります。
しかし、その重さと引き換えに使用時の安定感や利便性を優先すればメリットにもなり得ます。
重さ、かさばりは使うあなたの考え方次第!
品薄の可能性大
前のモデルSOTO Fusion Trek SOD-330は2020年に販売されてから今回の改良版SOD-331が販売されるまで在庫の復活がありませんでした。
今回の復活でしばらくは品薄になることはないのかもしれませんが、コロナの影響による部品の供給不足などで品薄の可能性も考えられます。
入手するなら在庫があるうちをオススメします。
SOTO FUSION Trek SOD-331はこんな人におすすめ
SOTO Fusion Trek SOD-331を実際に使ってみて、下記のような人にオススメだと考えました。
- ソロ~少人数でのキャンプ、登山、車中泊をする人
- 特にガス缶(OD缶)に影響を及ぼす環境下での使用を想定している人
- シングルバーナーの軽さよりも安定感を重視したい人
- ヒーターアタッチメントなどをより安全に使いたい人
分離式バーナーで、より軽さを求める人にはPRIMUS ウルトラスパイダーストーブⅡがおすすめです。
耐風性ならSOTO Fusion Trek SOD-331に軍配が上がると考えます。
SOTO FUSION Trek SOD-331レビューまとめ
今回は2021年12月21日発売のSOTO Fusion Trek SOD-331を購入して早々にご紹介しました。
- 3本脚、低重心、160mmゴトクで安定感抜群の使いやすさ
- 分離式でガス缶が輻射熱の影響を受けない
- 前モデルSOD-330からの改良(ジングルジェット)で3.5kWの大火力
- マイクロレギュレーターによる安定した燃焼
シングルバーナーに比べた多少の重量増は犠牲にしても汎用性、利便性を重視する人にオススメです。
分離式バーナーで悩んでいる人はこの機会に追加してみてはいかがでしょうか?
この使い勝手には、正直満足するはず。
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