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【ピコグリル398レビュー】5年使ってもやっぱり飽きない焚き火台

ピコグリル398 5年使用レビュー
じむぱんだ

こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。

ソロキャンプ用の焚き火台として一躍有名になり、

一時期は手に入らない品薄状態が続きピコグリル398の正規定価を度外視した

転売が横行していました。

それほどに大人気で今やキャンプ場で見かけないことはほぼありません

今あえてレビューする必要は無いかもしれませんが、

そんなピコグリル398をなんだかんだで約5年使ってきたのでじっくりレビューします。

じむぱんだ

ピコグリル398はやっぱり飽きないなぁ~

ちゃんまん

とかいいながら、焚き火台買い過ぎw

この記事のまとめ

この記事のまとめ

キャンパーに大人気、スイスSTC社コンパクト・軽量な焚き火台

ピコグリル398をソロキャンパーが約5年使ってきての

リアルな使用感を元に当ブログで詳しくレビューします。

下記の疑問を解消

  • よく聞くピコグリル398って何?
  • 見た感じすごく華奢だけど耐久性は?
  • 焚き火台としての性能はどうなの?
  • みんな使ってて被るのは嫌じゃないの?
  • ピコグリルの偽物(パチグリル)との見分け方は?
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タップできる目次

ピコグリルとは?

引用:STC社ショップより

厚み0.8mmのステンレス製プレートとフレームを組み合わせた独特な形状の焚き火台

スイスSTC GmbH社のブルーノ・ヴァンゼンリート氏(Bruno Wanzenried)が

ハイキング向けに開発した超軽量焚き火台

引用:スイスSTCショップより

YouTuberのヒロシさんが使っていたことで、一躍有名になったのも記憶に新しいです。

ピコグリルシリーズは全部で4種類、数字部分は「重さ」を表しています。

ピコグリルシリーズ4種類
  • ピコグリル85 (ネイチャーストーブ型)
  • ピコグリル239(ネイチャーストーブ型)
  • ピコグリル398(グリル型)
  • ピコグリル760(グリル型)
じむぱんだ

どれも魅力的だなぁ…

ちゃんまん

おいおいw全部買うつもりかぃ?

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ピコグリルシリーズ4種、基本スペックと比較

ピコグリルシリーズ比較表
名前 picogrill 85
(ピコグリル85)
picogrill 239
(ピコグリル239)
picogrill 398
(ピコグリル398)
picogrill 760
(ピコグリル760)

収納寸法(およそ)

幅210×奥行140×厚み190mm 幅315×奥行190×厚み5mm 幅335×奥行235×厚み10mm 幅210×奥行140×厚み190mm
組立外寸
(およそ)
直径120×高さ140mm 幅210×高さ190mm×奥行165 幅385×奥行260×高さ245mm 幅380×奥行540×高さ260mm
本体重量 約300g 約235g 約448g 約740g
素材 ステンレス鋼
正規販売店価格 ¥8000(税込) ¥10000(税込) ¥11600(税込) ¥18000(税込)
Amazon
取扱なし 取扱なし ¥14000(税込) 取扱なし
※Amazon価格は2021年4月15日現在

ピコグリル398について

まずはレビューしていくピコグリル398を簡単にご紹介します。

ピコグリル398組み立て時

ステンレス製のフレームと0.2mm厚のプレートを組み合わせた他に類を見ない華奢なデザイン

ピコグリル398セット内容

セット内容
  • 収納ケース
  • プレート
  • フレーム
  • スピット(五徳)×2

ピコグリル398収納時

折りたたんで収納すると、A4サイズより一回りほど大きなサイズ

ピコグリル398(7つ特徴と魅力)

飽きずに何年でも使えてしまうピコグリル398ですが、一体ナゼなのか?

5年使い改めて振り返ってみて、7つの特徴と魅力をご紹介します。

【ピコグリル398】7つの特徴と魅力
  1. 491g圧倒的に軽い!
  2. 収納状態は20mm以下、パッキングしやすい
  3. とにかく簡単で素早い設置が可能
  4. デザイン×機能、これぞ機能美
  5. 意外な耐荷重
  6. 一般的なフルサイズの薪もそのままOK
  7. 焚き火後の燃えカスがすくない

491gの圧倒的軽さ

他の焚き火台と明らかに違うのは重量。

本体+スピット2本をケースに入れた状態は実測重量491g

ケースから出した本体のみ(プレート+フレーム)は実測重量368g

ケースから出した本体のみ(プレート+フレーム)は実測重量368g

収納状態20mm以下、パッキングしやすい

収納状態は20mm以下

使っていくとプレートが変形して若干膨らみますが…

ザックやコンテナの隙間にサッと忍ばせられます。

とにかく簡単で素早い設置が可能

ピコグリル398は収納ケースから取り出して設置するまでに10秒かかりません。

余計な部品や煩雑な組み立て手順がなく圧倒的な速さで設置できます。

デザイン×機能、これぞ機能美

一般的に手に入るフルサイズ規格薪(36~45cm)がそのまま焚べられる焚き火台で

ここまで薄く、軽く収納できる焚き火台と言えばなかなか思いつきません。

UL系焚き火台の同系統だと2020年に登場したベルモントの焚き火台TABIぐらいではないでしょうか?

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他にはpaago worksニンジャファイヤースタンド

モノラルのワイヤーフレームライトフェザーといったところでしょうか?

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じむぱんだ

う~んどれも欲しいねぇ…

意外な耐荷重

フルサイズの硬くて重い広葉樹薪を載せ、さらにSOTOステンレスダッチオーブンなどの

重量級クッカーを載せて火にかけても潰れてしまう、ということはありません。

見た目に反してかなりの耐荷重があります。

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一般的なフルサイズの薪もそのままOK

キャンプに行く途中のホームセンターや道の駅で手に入るほとんどの薪束の長さは

自主規格である約36または45cmに切り揃えられています。

ピコグリル398ではノコギリなどで短く切ることなくそのまま使うことができます。

焚き火後の燃えカスが少ない

ピコグリル398焚き火後の処理がとても楽です。

というのも、その独特の形状から燃料効率が非常に高く高火力で薪が燃えるため

中途半端に薪が燃え残ること無くしっかりと灰になってくれます。

ピコグリル398(使って分かった4つのイマイチなポイント

人気のピコグリル398ですが、使ってきた結果分かったイマイチなポイントもあります。

4つのイマイチなポイント

  • 燃焼効率が良すぎる
  • 調理や湯沸かしの火力調整が難しい
  • スピットが心許ない(純正五徳)
  • プレート中央から灰が少しずつ落ちる

スピットが心許ない(純正五徳)

純正の五徳として使うセット品のスピットですが、

大抵のクッカー類を載せて使うには全く問題ありません。

重量級アイテムを置くとなると線径3mmのスピットでは不安です。

また、純正スピットはピコグリル398のフレームをまたぐように「載せるだけ」なので

想像以上に動いてしまい、「載せているクッカーがひっくり返るのでは…」とヒヤヒヤします。

ピコグリル398対応五徳
キャンピングムーンMTG-F

そんな時にオススメなのがピコグリル専用?ではありませんが…

抜群に安定する五徳キャンピングムーンMTG-Fです。

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燃焼効率が良すぎる

プレート中央が「く」の字に折れているため、一般サイズの薪を置くと

中央にしっかりとした空気の通り道ができます。

これにより新鮮な空気が効率よく焚き火に入り、風が強い日や針葉樹の薪だと

あっという間に燃え尽きてしまいます。

火力が強いのは良いのですが、逆に燃え尽きるのが早すぎるのは少し悩みどころです。

しかしながらこの燃焼効率を操ってこそピコグリラーと言うもの!

焚き火のスキルアップには丁度良いかもしれません(笑)

調理や湯沸かしの火力調整が難しい

燃焼効率が良さがるが故に火力が強すぎることや、火床から五徳までの距離が遠いことで

寒い季節だと火力が足らないこともしばしばあります。

そんな時には五徳を載せる高さを調整できるちょっとしたDIYをおすすめします。

作り方はコチラの記事に載せています。

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プレート中央から灰が少しずつ落ちる

ピコグリル

ピコグリル398の火床となるプレート構造上、どうしても防ぐことができない問題ですが

中央の「く」の字に曲がったスキマから少しずつ灰が落ちてしまいます。

焚き火後のマナーとして痕跡を残さないように後片付けをするという側面から

どうしても見逃せないポイントです。

後片付けの手間や地面へのダメージを考慮してピコグリル398を使う場合、

なるべく焚き火シート使いたいところです。

じむぱんだ

こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。

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ピコグリル398のメリット・デメリット

5年使ってきて率直に思いつくピコグリル398のメリット・デメリットについてまとめました。

メリット
  • とにかく薄い、軽い
  • 素早い展開
  • フルサイズの薪もそのまま置ける
  • 後始末が楽
デメリット
  • 燃焼効率が良すぎる
  • 火力調整が難しい
  • プレートが変形しやすい
  • 純正スピット「五徳」が心許ない
  • たくさんの人と被る

 

 

まとめ

様々な焚き火台を購入して試してきていますが、なんだかんだで一番出番の多いピコグリル398。

コンパクト・軽量な手軽さと扱いやすさの総合点で本能的に使ってしまいます。

これからも長く愛用していきたいと思います。

スイスSTC
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この記事を書いた人

30代ギア好きキャンパー。
自然を求め、ソロキャンプ / 登山 / 車中泊を楽しんでいます。

新しいものからベーシックなものまで
道具好きなプロダクトデザイナーとして、
"ユーザー"と"作り手"両方の目線で
キャンプ道具をレビューします。
本来自然を楽しむための装備はついつい多く、複雑になりがち。無理せず、荷物をなるべく少なくシンプルに「Less is more」の考え方でアウトドアを楽しむことを目指しています。

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