北越金型(over north)から発売のトランギメスティン、レギュラーサイズ専用設計の
鉄フライパン兼フタ、「LOCK PAN S(ロックパンS)」が届いたので使用してみました。
シーズニング方法から、炊飯、焼肉まで詳しくレビューします。
こんな人におすすめ
- 北越金型、ロックパンSの噂を聞いて詳しいブログレビューを見たい。
- ロックパンSの実際の使い勝手は?
- ロックパンSの購入に踏み切る判断材料が欲しい…
こんにちは。 じむぱんだ(@Jimpnd1)です。
キャンプ飯といえば、「鉄板」!という最近の流れの中様々なメーカーや100円ショップまでも、キャンプ用鉄板を販売するようになってしまいました。
今回ご紹介する、北越金型の「ロックパンS」はトランギアメスティン(TR-210)専用品で他の鉄板とは一味違います。
改めて元祖トランギア製メスティン(TR-210)が欲しくなってしまう優れた製品です。
- メスティン炊飯時蓋が浮かない
- 炊飯後に焼肉できる
- 炊飯しながら予熱調理もできる
- 焼き・蒸し・燻しに対応
- 工夫次第でメスティンが万能調理器具に変幻自在
- 開封時に加工油で手が汚れるので注意。
- 油断するとハンドルから外れる可能性あり
- メスティンの個体差によっては蓋がキツい
- 反りがあるので、平面上でくるくる回ってしまう
- 五徳によっては安定性が低い
- 人気すぎて予約待ち
北越金型「Over north」とは?
金属加工で有名な町、新潟県は燕市杉名794(物流センター1丁目)に所在する有限会社北越金型。
金型設計・製作・部品加工を得意とする会社がアウトドアアイテムブランドとして
立ち上げたのが『over north(オーバーノース)』です。
社名(北越)=ブランド名「over north」でとても分かりやすくお覚えやすいですね。
「over north」のロゴデザインはユーザー受けの良さそうなシンプルさが好印象です。
金型設計をされているとのことで、かなり高度な設計ノウハウをお持ちの会社と推察します。
というのも、本業で製品をデザイン、設計している職業柄、金型の設計者との打ち合わせも多く
金型設計のスゴさを日々痛感しているがゆえの推察です。
今回紹介する「ロックパンS」は本家トランギアメスティン(TR-210)専用設計で
ぼくの持っているボコボコの使い込んだメスティンでもその絶妙なハマり具合を発揮してくれています。
精巧な金型メーカーならではの仕事だなぁと感心しています。
北越金型(over north) ロックパンS レビュー
以下の表は、北越金型から現在販売されている2種類のロックパンSと開発中のロックパンLを含めた比較表です。
ロックパンS | ロックパンL | ||
対応メスティン | トランギア | ||
サイズ | D100mm×W170mm×H15.5mm | D100mm×W170mm×H15.5mm | |
板厚 | 3mm | 3mm | |
重さ | 490g | 490g | |
備考 | 双方微妙に異なるため購入の際には要注意 | 開発中 |
それでは、トランギアメスティン用ロックパンSを詳しくみていきましょう。
付属品
まずは付属品。飾らない薄ダンボールパッケージに下記のものが梱包されています。
- 箱
- ロックパンS
- チタンハンドル
- 取扱説明書
見た目
いかにも鉄!という見た目。
ロゴの刻印外側となる面には「over north」のさりげない刻印があります。
大袈裟すぎず、少し小さい?と思うぐらいのさりげなさが好印象です。
フライパンとして調理に使う内側は平な面がしっかりと出ています。
実測11mmのしっかりとしたフチがあります。
ステーキを焼いた後にソースを垂らすのも良し!汁気のある物の調理、目玉焼きなんかも安心で色々と楽しめそうです。
エッジ部分の処理エッジ部分もしっかりと面取りがされており、怪我の心配がありません。
トランギアメスティン(TRー210)専用品なので続いて相性チェックいきます。
さすが専用品の一言。
はめにくくも、はずしにくくもない絶妙な具合が、ちょうど良い!純正品と言っても過言ではありません。
付属のチタンハンドルはロックパンの中に収まるサイズ感です。
板状のチタンの先端をカットして曲げたシンプルな形状。
チタンハンドルの持ち手側にも、さりげない「over north」のロゴ刻印があります。
付属のチタンハンドルは、どのフチでも持ち上げられます。
バーナーや焚き火台に載せた向きを気にせず、使うことができるのも良いですね。
重量
単体重量は実測で493.4g、流石に3mm厚の鉄板ともなればこの重量。
チタンハンドルは32.6gでした。
ラインナップと基本スペック
北越金型(over north) ロックパンSレビューの特徴と魅力
いよいよ、ロックパンSのさらなる特徴と魅力をご紹介していきます。
ロックパンSの特徴と魅力
- 重量とフィット感抜群で炊飯時に吹きこぼれない
- 素材と3mm厚の蓄熱性
- フチの立ち上がりで汁気、油の流出なし!
- まさかのメスティン本体をフタに蒸し&燻し調理!
重量とジャストフィットによって炊飯時に吹きこぼれがない
ちなみに、ロックパンS購入の決め手とした魅力の1つがコチラです。
メスティンのフタではキャンプや車中泊の炊飯時、どうしても吹きこぼれが起きてしまいます。
その片付けが面倒で困っていましたがロックパンSがその悩みを解決してくれました。
鉄製なので元々のアルミ製のフタよりも重く、絶妙なフィット感と相まって炊飯時の吹きこぼれが、ほぼ無くなりました。
素材と3mm厚の蓄熱性
鉄製で厚みも3mmと一般的な鉄板と同じ厚みがあるのでしっかりと熱して焼き物を楽しむことができます。
一気に熱が通らないため、ステーキなどのお肉を焼くには特に最適です。
フチの立ち上がりで汁気、油の流出、食材の落下なし!
肉を焼いてる汁気の画像
ロックパンSは鉄フライパンや鉄板の代わりとしての使用が最も多いと思われます。
特徴のひとつである、フチが11mm立ち上がっていることで焼いた肉の油や味付けのソースなどが流出しません。
また、焼いているものの落下も防げます。
まさかのメスティン本体をフタに燻しも可能に!
燻し(燻製)調理はメスティンと敷網(本間冬治工業 長バットアミ 18型)があれば可能です。
しかし、アルミ製のメスティンで燻製をやりすぎると空焚き状態となります。
よって、メスティンに穴が開いてしまう可能性が非常に高く危険でした。
メスティンでも安心して、ちょい燻製を行うことができるようになりました。
アルミ製のメスティンでは空焚き状態だから
すぐに穴が空いてしまうね。
早く燻製してみたいけど、まだ挑戦できていません。
北越金型(over north) ロックパンSのシーズニング方法
参考までに、新品購入してから調理に使用する前のシーズニング手順をご紹介します。
シーズニング手順
- 袋から開封したらまずはしっかりと中性洗剤でサビ止め油を洗浄して水気を拭き取る。
- 水気がなくなったら空焼きする。
- 全体的に色(青みがかったら)が変わったら一旦火から下ろして冷ます。
- キッチンペーパーなどでオリーブオイルを少量、薄く伸ばして塗る。
- 再び火にかけてオリーブオイルを焼き切る。
- 4-5を3回ほど繰り返す。
- クズ野菜を炒めて鉄臭さを軽減させる。
- 最後に軽く水で流して水気を取り、サビ防止にオリーブオイルを全体に塗って完成。
ちなみにロックパンSに興奮しすぎて、あまり上手くできませんでした…
みなさんは落ち着いて行ってください。
北越金型(over north) ロックパンSレビュー まとめ
今回はトランギアメスティン(TR-210)専用の「over north ロックパンS」をご紹介しました。
トランギア社公式製品ではありませんが、ぴったりサイズに作られた便利な鉄製のフタ兼フライパンでした。
ただ食材を焼くだけのフタ型鉄板というだけではなく、炊飯のときに蒸気で浮かないフタとしても優秀。
他にも、メスティン本体を逆に蓋として蒸し器や燻製機としてなどなど、工夫次第で様々な使い方ができる優れものでした。
間違いなく、ぼくの2021年買ってよかったキャンプ道具に堂々ランクインです。
今話題のメスティンだけあって、Youtubeでもレビュー動画が多数投稿されています。
受注生産のロックパンSは常に品薄状態ですので、手に入れたい方は早めの注文をしておきましょう!
\受注生産商品/
- メスティン炊飯時蓋が浮かない
- 炊飯後に焼肉できる
- 炊飯しながら予熱調理もできる
- 焼き・蒸し・燻しに対応
- 工夫次第でメスティンが万能調理器具に変幻自在
- 開封時に加工油で手が汚れるので注意。
- 油断するとハンドルから外れる可能性あり
- メスティンの個体差によっては蓋がキツい
- 反りがあるので、平面上でくるくる回ってしまう
- 五徳によっては安定性が低い
- 人気すぎて予約待ち